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蓮華草

安住寺は禅の古刹で、古い歴史を持つ。山号は釣鼇山(釣鼇山)と言う。
この言われは、寺がもと南台の東南端八坂川を見下ろす断崖の上にあり、また「古昔神人庭前の石上に踞して河中の亀を釣った」といわれ、このことから山号を釣鼇山(ちょうごうざん)と称したとのこと。

代表作品

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円龍図

安住寺開山堂の天井龍図

眼光鋭い龍の眼は、レンズ越しに見ても度肝を抜かれる。床に伏せて撮影しましたが、今にも襲い掛からんようでした。

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開山像

京都東山の東福寺開山でもある円爾弁円像

円爾弁円を安住寺の勧請開山とされたそうで、この聖一国師像とともに開基木付親重公と14世玄道和尚像が左右に並ぶ。その質感は呼吸を感じるほどでした。

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虎渓三笑図

安住寺本堂の襖絵

儒教、仏教、道教の三人の賢者が話しに夢中のあまり、気がつくと思いも掛けないところまで来ていたという故事に基づいています。 中国浄土教の開祖で廬山(江西省にある山)の東林精舎の主、慧遠(えおん)法師は来客を見送る際は精舎の下の虎渓という谷川の手前で足を止めまだ虎渓を渡ったことがなかった。 ところがある日、詩人・陶淵明(とうえんめい)と道士の陸修静(りくしゅうせい)の二文人高士を見送った時には、話に夢中で虎渓を越えてしまい虎の吠える声を聞いて初めてそれと気づいた三人はここで大笑をしたというのです。(原色茶道大辞典.原色陶器大辞典.加藤陶九郎 著/淡交社参照)
人里離れた仙境の地で、三人の賢人が行く姿が素晴しく描かれています。 。

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村上天心の墓

安住寺歴代住職の墓の傍らにある。

76年の生涯を終えた地に眠る。作品の制作に明け暮れた生涯だったのだろう。

News

  • 2010/5/5
    HP開設。